書籍:弾言〜成功する人生とバランスシートの使い方〜
![]() | 弾言 成功する人生とバランスシートの使い方 (2008/09/25) 小飼 弾山路 達也 商品詳細を見る |
ブログ「404 Blog Not Found」で有名な小飼弾さんの書籍です。
著者略歴がWikipediaにあったのですが、壮絶過ぎて、正直私は引いてしまいました。
中学へ入学するが学校教育に疑問を感じ、登校拒否を起こす。中学卒業後すぐに16歳で大検取得し、効力が発生する18歳まで家庭教師や塾講師として年上の生徒を教えていた。カリフォルニア大学バークレー校に入学する。
大学4年の時に実家が全焼、学校を休学する。大学で学んだコンピュータで生計を立て、29歳の時オン・ザ・エッヂ(現:ライブドア)の堀江貴文元社長にヘッドハンティングされる。
このような方に弾言されても、「生まれ育った前提条件が違いすぎる」と思ってしまいますが、楽しく読むことができました(その通りに行動できるかは別ですが)。
モノゴトをバランスシートに当てはめて、自分を含めた身の回りのことを見ていこうといった感じの本で、前半部分はサブタイトルにある「成功する人生」が中心。後半は社会・経済問題について書かれています。
資産=負債+資本の説明を「総メモリ=仮想メモリ+実メモリ」に置き換えてバランスシートの仕組みを説明しているのはなかなか面白いと思いました(コンピュータにある程度詳しくないと分からない例えだと思いますが)。その一方で、イラストですが、仕事を受注した段階で「売掛金/売上」という仕訳を切っており、経理屋さんとしては「受注段階で売上計上というのはアリなんだろうか。仕掛りが発生したりしないの?もしこの仕訳がアリだとしたら、かなり攻撃的な財務諸表だな。オン・ザ・エッヂ(現ライブドア)はそういう会計処理をしていたのだろうか?」という疑問もあったりしました(分かりやすいように簡便的にそうしたのかもしれませんが)。また、著者の見識の広さについて行けず、インターネットで調べたり、2度3度読み返すことでようやくなんとなく分かったような気がする部分が後半に多かったです。
バランスシートについては「こういう見方もあるんだ」と目から鱗の部分もありましたが、そのバランスシートの中をキャッシュがどのように流れていくのかまで説明されていると、より読みやすいものになったのではないかと思いました。
最後に巻末付録に「弾言一覧」があります。ある意味、索引ですね。一度読み通した後、こちらを見て気になるところをポツポツ拾い読みする楽しさに気づき、なかなか面白かったです。

