最も幸せな職業は美容師と兵隊 最も不幸な職業は
最も幸せな職業は美容師と兵隊 最も不幸な職業は――フィナンシャル・タイムズ
兵隊が幸せかどうかは分からないけれど(最新鋭戦闘機を操れるのなら幸せかもしれない)、美容師のこの部分については納得いきます。
美容師や美容関係の仕事に就いている人たちは毎日毎日、他人を前よりもハッピーにさせられる。これは貴重な経験だ。脚を脱毛してもらったり、ヘアカラーをやってハイライトを入れてもらったりすると、確実に気持ちが明るくなるから。私がいつもお願いしている美容師は、自分のことを職人であると同時に、セラピストだと考えている。彼とおしゃべりをすると、とても満ち足りた気持ちになる。押し付けがましいところは何もなく、圧迫感もなく、親密であると同時に決して親しすぎないのだ。
人を幸せにすることができる、自分のしたことに感謝される。やはりこれは嬉しいよね。
それに比べて、銀行マンの悲しい状況を思うとどうだ。「幸せな顧客」というのは、銀行マンにとっては全く未知なるものだ。むしろ私たちは往々にして、銀行は自分たちの金を不当にふんだくっているに違いないと頑なに信じ込んでいる。個人の客は何時間も並ばなくてはならないし、やっと自分の番になっても窓口係と話をするのは防弾ガラス越し。投資銀行でも法人顧客は、自分たちがいかに法外な手数料を払いすぎているか不満たらたらだ。
これは顧客の預かり資産残高次第ではないかと。そもそも銀行の顧客に対するサービスって何だろう?それ以前に預貯金していれば、預貯金者は債権者だし、銀行は債務者。けどほとんどの人にとっては銀行の方が立場が上という感じ。顧客に喜ばれる銀行のサービスって何でしょ?
あ、それから、ジム・ロジャーズ情報ブログでENGLISH JOURNALにジム・ロジャーズのインタビュー記事が載っているってことで読みました。
記事の最後の方で「2つのバブルが見えている」と言ってました。1つは中国。ただしバブルはこれから。もう1つは欧米の金融機関。こちらはこのフィナンシャル・タイムズの最後の部分を読むと、どうもはじけたようです。
おまけにさらに悪いことに、銀行マンはこのところあっちでもこっちでも職を失っている。美容師と兵隊が何より有利なのは、まさにここ。美容師も兵隊も、信用収縮(クレジットクランチ)の打撃を受けずに済む。国の財政がどうなろうとも、女の子は髪にハイライトを入れてもらわなくてはならないし、国は誰かに守ってもらわなくてはならないのだから。
